パソコンがスリープ状態に出来ない?

 パソコンでの作業中に思わぬ来客があった時などに便利な機能が「スリープ」だ。普通はパソコンの画面を閉じるだけで「スリープ」状態となる。そしてお客が帰った後にパソコンを開くと、瞬時に作業中だった元の画面に復帰してくれるという有り難い機能だ。つまり「スリープ」を使えば、他の電化製品と同じようにパソコンが、起動時間の長さというストレスなしで素早いリブートが可能となる。

 ところがwindowsのバージョンアップやリカバリーした際、この便利な機能が無くなってしまうことがある。WEB上で見つけられる解決法はあくまでも「スリープ」機能が生きているという前提のものばかりで、「無くなっている」場合はどうしたらよいかについては記述がないのだ。

 こんな時はやむなく「休止」状態を使うことなる。「休止」の場合は「シャットダウン」した場合と同じく電源ボタンを押して再起動しなくてはならない。そして「休止」では、windwsの立ち上げ時間こそ短くなるが、各ソフトについては所定時間かかってしまう。そのため再稼働する時間は結構長いと思ったほうがよい。「休止」は「シャットダウン」と「スリープ」の中間という解説もなされているが、私はまったく違うと思う。ストレスがゼロの世界にいた者には耐えがたいことであるからだ。

 

 こんな時に「コントールパネル」の「デバイスマネージャ」を開くと、その他の

 

 

といった利点がある。多くの場合、電源LEDが点滅することによりスリープ状態であることが分かる。

Windows 95ではサスペンドWindows 98以降はスタンバイ、Mac OSWindows Vista / Windows Server 2008以降ではスリープ、Linuxではサスペンド、と様々な名称で呼ばれるが、基本的にはいずれもメモリ以外の給電を可能な限り行わず、待機状態に入ることである。バッテリー駆動時のノートパソコンでは蓋を閉じると自動的にスリープモードに入るようになっていることがほとんどである。